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【看護師がデイサービスに勤めるメリット・デメリット】現役デイサービス勤務の看護師が解説

デイサービスに転職しようと迷った際に周りに相談すると良く言われるのが

医療知識を全く使わなくなるから看護師としてダメになるよ

このような意見です。実際に私も言われたことがあります。

デイサービスに転職すると本当に医療知識は使わなくなるのか

また、看護師として使い物にならなくなってしまうのか

デイサービス勤務をしている私が全て赤裸々に解説していきます。

看護師がデイサービスに勤めるデメリット

デメリットまとめ
  • 病院と比較すると給料が少ない
  • 病院と比較すれば医療知識を使うことはほとんど無くなる
  • 勤めるデイサービスによってはヘルプに出されることがある

デメリットを先に知りたい方は多いと思うので全てまとめました。

大きく3つに分けて書いているので全て解説していきます。

病院と比較すると給料が少ない

看護師の平均給与 デイサービス 看護師 給与

病院勤務看護師の平均給料は366.500円です。

一方、デイサービス勤務看護師の平均給料は363,618円です。

みかんの花

あれ?あんまり差なくない?

ずみかん

年収に換算すると病院勤務で約499万デイサービス勤務で約400万と大きく差が出てくるよ。

やはり比較するとデイサービス勤務の方が給料面では劣る傾向にあります。

これに関しては、命に直結するような医療行為を行うことが多いですから病院勤務の方が給料が高いのは致し方ないです。

また、デイサービス勤務ですとオンコール体制もなければ夜勤もないのでその分給料面では劣ります。

ただ、同じ8時間勤務であっても業務内容は病院よりもデイサービスの方が楽です。

業務内容相応の給料であるといえます。

デイサービス看護師の1日については、別記事で紹介しているので参考にしてみてください。

病院と比較すれば医療知識を使うことはほとんど無くなる

病院勤務の時には、様々な疾患の患者が様々な医療機器を使用して治療にあたっています。

そのため、常に知識を更新して安全に看護が行えるようにしなければなりません。

しかし、デイサービスにいらっしゃるお客様は比較的健康な方が多く医療機器を使用している方はほとんどいません。

さらに、難しい操作を必要とする医療機器の使用も無ければ吸引も緊急時以外はありません。

常に医療機器に触れて知識を更新し続けなければならない病院と比較すると、やはり看護の知識の面では使わなければ劣ってきます。

しかし、デイサービスは看護師が1人なので緊急搬送などの最終判断を行わなくてはなりません。

また、普段のお客様の状態を比較して異常にいち早く気付く力も必要となります。

ですから、全く知識を使わなくなるわけではありませんが、病院と比較すると知識を使う機会は減ります。

勤めるデイサービスによってはヘルプに出されることがある

私が勤めているデイサービスでは、常勤看護師が在住していない期間が一定を超えると評価が下がってしまうという理由から

常勤看護師のいないデイサービスに一時的にヘルプに出されることがあります。

また、常勤看護師が居ても不在時に勤務してもらう派遣看護師が決まらなかった場合にもヘルプの依頼が来ます。

ヘルプに出される際の距離は本社が決めるので基準は不明ですが

自転車通勤なのに10㎞離れたデイサービスまで行く場合もあります。

交通費は支給されますが、自転車の場合には交通費は出ません。

さらに、ヘルプ代は介護士・看護師・ヘルパー全て一律で500円です。

デイサービスによっては人数も異なりますし、忙しさも変わりますので割に合わないな…と感じることもあります。

看護師がデイサービスに勤めるメリット

メリットまとめ
  • 日勤のみで病院勤務のパートよりも稼げる
  • 医療現場と比較すると常に緊張感を持たなくても働ける
  • 規則的な生活が送れる

デイサービス勤務を始めてから、病院と比較するとメリットに感じることはたくさんあります。

ここでは分かりやすいように大まかに3つにまとめました。

次の項目から詳しく解説していきます。

日勤のみで病院勤務のパートよりも稼げる

病院勤務のパートだと正社員と同じ量の仕事を同じ時間だけ働いて、平均24.6422円の給料となります。

確かにパート勤務だと日勤のみの勤務となるので、給料面では正社員と比較すると劣ります。

しかし、仕事量は同じなので割に合わないという声を度々聞きます。

一方、デイサービス勤務では日中のみの勤務でお客様の健康管理のみの仕事ですが

平均給料321.751円(非常勤)となっています。

私はこの事実を知って、医療知識を使う機会が少なくなってもデイサービス勤務が良いと思うようになりました。

医療現場と比較すると常に緊張感を持たなくても働ける

病院勤務だと、命に直結する医療機器の管理を行う機会が多いので常に緊張感をもって仕事をしなくてはなりません。

急性期病院の場合には、急変するリスクと常に隣り合わせで働きます。

ピリピリとした緊張感のなかで仕事をするのが合わない看護師にとっては、常にストレスにさらされている状態になります。

ですがデイサービス勤務の場合、デイサービスに来ることを楽しんでもらうことが目的の一つとなっているため常に緊張感を持つ必要がありません。

むしろ、お客様に楽しんでもらうための雰囲気作りも必要になってきます。

病院勤務時代は、1日が目まぐるしく過ぎていっていましたが

デイサービス勤務になってから1日がゆっくりと過ぎていく感覚があります。

規則的な生活が送れる

夜勤勤務が無く日中のみの勤務なので、規則正しい生活が送れるようになります。

私の場合、元々低血圧なのに夜勤業務の影響で自律神経が乱れ血圧80台のことが多々ありました。

眩暈が生じたり、女性特有の生理中は特に精神面に影響がでて鬱っぽくなっていたこともあります。

HSP看護師でもあるため、夜勤中の患者のお見取りや緊急入院の対応などで精神的疲労が蓄積され睡眠も浅くなっていました。

しかし、現在は規則正しい生活を送れるようになったため精神的にも安定しました。

精神的に不安定さを感じている看護師は、思い切ってデイサービスなどの日中勤務にシフトすることをオススメします。

まとめ

  • 病院と比較すると給料は安いが精神的疲労はデイサービスの方が軽い
  • 医療知識を使う機会が減るが、お客様と関わる時間が増える
  • 夜勤が無いから規則正しい生活が送れるようになる

デイサービスにも様々な種類があるため当記事で挙げた特徴が全てのデイサービスに当てはまるとは言えません。

転職する場合には特徴を踏まえたうえで転職する必要があります。

私が勤めているのは1日型デイサービスですが、半日・認知症・リハビリ特化型などあります。

デイサービスの種類や特徴につては別サイトでまとめているので参考にしてみてください。

病院勤務が続いている場合には、介護福祉系の施設のことはよくわからないという方が多いです。

転職エージェントなら詳しく教えてくれるので安心して転職できます。

自分に合った転職サイトを探せるよう、各転職サイトについて別記事でまとめています。

デイサービスに興味があるなら、是非一緒に働きましょう!

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