このような人向けの記事です
- HSP看護師でも楽に仕事ができる方法を手っ取り早く知りたい
- HSP気質だから常にストレスを感じている
- HSP看護師でもストレスを軽くする方法があれば知りたい
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、生まれつき非常に敏感な気質を持っている人を指します。
貴方がもしもHSP気質を持っているなら、緊張感が常に伴う看護師の仕事はキツくないですか?
実は、HSP気質を持っていてもストレスを軽くして看護の仕事を楽しむ方法があるんです。
この記事を読んでくれた貴方だけにHSP看護師でもストレスを軽くして仕事できる方法を3つ伝授していきます。
- ありのままの自分を受け入れると楽になる
- 自分のペースで仕事をすることを意識する
- 自分は自分・他人は他人と境界線を作る
現役看護師でありHSP気質を持った私が、体験談と書籍を参考にして次から解説していくよ!
ありのままの自分を受け入れると楽になる
HSP気質の人は、何をしても自己否定をしてしまうため落ち込んでしまったり
過去のミスを振り返っては、嫌な気持ちを反すうしがちです。
そこでストレスを軽くするためには、ありのままの自分を受け入れることが重要となってきます。
ありのままの自分を受け入れるって例えば?
例えば自分の事を否定しせず許容していくことだよ。
実際に自分でも体験したことや、友人の体験を例にして解説していくね!
どうせ自分なんてダメ看護師だ…と自己否定してしまう事例
事例
同期達は仕事ができる人で、自分と比較しては落ち込むのを繰り返しています。
もう自分はダメ看護師だ…向いてないのかも…と何度も否定し続け疲れています。
この場合のポイントは、何度も自己否定している点です。
ありのままの自分を受け入れられず、他人と比較してしています。
自己肯定感が低いと認知の歪みが生じ、ネガティブな眼鏡で物事を捉えるようになってしまいます。
どうしたらいいの?
自己否定をやめてセルフ褒め上手になることや自分軸を太く持つことが大切だよ!
解決策①:セルフ褒め上手になる
セルフ褒め上手とは、言葉の通り自分を褒めることを上手になることです。
毎日否定し続けることで、否定という認知の折り目がついてしまいます。
しかし、折り目を伸ばし続ければ次第に薄くなり反対に折ることも可能です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日1つでもいいので自分の良い所や頑張った所などを見つけましょう。
自分で見つけた良い所を書き出していく事で読み返すこともできます。
毎日の積み重ねで自己肯定感が上がるようになりますよ。
私はノートを用意するのが面倒だったから、メモアプリを使って電車の中で書いてたよ!
私ってこんなこと頑張ってたんだなぁって振り返るきっかけになったな~
解決策②:自分軸を太く持つ
自分軸が無かったり自分に自信が無い場合は、他人軸に影響を受けやすくなります。
今回の事例では、他の人と比較して落ち込んでいる様子がうかがえるので
相手を測る物差しは持っているのに、自分を測る物差しが無い状態です。
自分軸が無いとありのままの自分を受け入れるのは大変だよ!
自分の良いところは何か、何を基準で考えているのか
頭で整理できない場合はノートでも何でもいいから書き出してみてね!
他人軸で生きていると大勢の人間に影響を受けて精神的に疲れやすくなってしまいます。
自分に良い影響を与えないならスルーするのが健全です。
自分軸を太くがっしりを持って、生きていくようにしましょう。
私は抱え込みすぎて心が折れた経験があります。心が折れた後に読んで、他人との関わり方や自己の考え方を変えるきっかけになった一冊です。解決策を簡潔にすぐに知りたい時、この本を持ってるとお守りになります。
自分のペースで仕事をすることを意識する
この題名を見て、看護師なんだから自分のペースで仕事できるわけないと思った方がいるかもしれません。
新人の頃の私も、自分のペースなんてことは分からずただ毎日流されるように仕事をしていた記憶があります。
流されるままに仕事をしていると自分のキャパを超えた仕事を請け負ってしまったり
時間管理がうまくできずに自己嫌悪に陥ったりと精神衛生上よくないです。
特にHSP看護師の場合、刺激に敏感ですので少しでもストレス要因を減らす必要があります。
ですから、自分のペースを知る必要があるのです。
まずは自分の許容できる仕事量を把握する
仕事がうまくいかなかった時、帰宅してから反省会をしていませんか。
反省するのはいいことですので、折角ならその反省を次に活かしましょう。
マルチタスクをこなす力が求められる看護師ですが、貴方自身の仕事量は適正でしょうか。
一日の仕事を時間軸で思い出せる範囲でかまいませんので書き出してみましょう。
そして、つまづいてしまった部分に印をつけていきます。
上記の図はただの一例ですが、書き出すことでどこで自分が一番つまづき、困難だと感じたのか一目で分かるようになります。
そして、自分の許容範囲がどこで超えたのか分かりますので解決策も見出しやすくなります。
時間管理が苦手だと分かった場合は、こちらの記事で詳しく解説してるよ!
自分の許容範囲を知って解決策を見出すためにも、是非一度見える化してみるようにしてください。
自分は自分・他人は他人と境界線を作る
HSP看護師の場合、例えばイライラを感じ取ると自分自身もストレスを受けてしまいます。
HSP看護師が境界線を作る理由は自分と関係ないことで感情や精神的疲労をなくすためです。
先輩がイライラしてる…私が力不足だから私に対しても怒ってるかも
他の人が怒られているのを見て
自分がもう少し配慮してあげれば…と気分が沈む
HSPについて最初に提唱したエレイン・N・アーロンは【敏感すぎる私の活かし方】にて次のように述べています。
人は誰しも選択肢、優先順位をつけなくてはならないが、心優しいHSPは、ついつい自分を後回しにしてしまうことが多いのだ。
敏感すぎる私の活かし方/バランスの取れた行動 P.237
このように、HSPの人は一番大切な自分自身を後回しにして他人に左右されやすいので、境界線を作ることが必要となってきます。
他人との境界線を作るコツ
HSP看護師は他人に影響を受けやすい気質を持っています。
そこで、他人との境界線を引いて他人からの影響力から一歩引けるようにするのです。
境界線てどうやって作ったらいいの?
- 一人の時間を作る
- 6秒使って感情を切り離す
この2つがコツになるよ!次から詳しく解説していくね!
HSPの人たちに取材して、HSPによくありがちな問題や困難さに対する解決策を具体的に紹介している本です。他の人はどうやって解決しているのか知りたい時にはこの1冊があると全てわかります。
一人の時間を作ろう
HSPの場合、周囲から受ける影響は普通の人と比べると倍以上です。
友人達やパートナーと過ごす時間も大切ですが、少なからずストレスは溜まっています。
ですから、HSPの場合には特に一人の時間を設けることが大切です。
HSPを最初に提唱したエレイン・N・アーロンも【敏感すぎる私の活かし方】の中で次のように述べています。
敏感でないパートナーや友人との関係で、もうひとつのよくある問題は、一日の出来事を消化するために、あなたにはひとりの時間が必要だというものだ。
敏感すぎる私の活かし方/ひとりの時間 P.476
あなたがHSPであっても、相手はHSPでない可能性もあります。
話は弾んでも、HSPの立場になって全てを理解するのは不可能に近いです。
このことから、HSPの場合には一人の時間を設けてその日の出来事を消化していく必要があります。
本を読むも良し、ボーっとするのも良し。
自身が気の休まる方法で、休息を取るようにしましょう。
ちなみに私はトイレで一人時間つくってたよ(笑)
昼休憩も苦痛だったから、3分とか時間を決めてこもるようにしてたなぁ~
6秒使って感情を切り離そう
人の怒りの感情は6秒しか持たないと言われています。
他人からの影響で、怒りを感じたりパニックになってしまった場合には6秒間深呼吸を行うことで冷静になることができるんです。
他人の影響で自己否定に陥ってしまった場合にも有効ですよ。
6秒間深呼吸をする中で、今の感情や自己否定感は本当に自分から発したものなのか振り返えりましょう。
看護師って1秒でも有効に使わないとだから、移動しながら深呼吸してたよ!
深呼吸って不思議なもんで、すごく冷静になれるからオススメよ。
まとめ
- 自分の許容量を知って対策する
- 他人優先から自分優先に切り替える
- 自己肯定感をあげて認知の歪みが発生しにくくする
HSP気質は「共感力」「些細なことに気づく力」「物事を深く考える力」が高いといわれています。
これらの三つの力は、看護師という職業にはとても相性が良いと私は考えます。
しかし、看護師は人間関係のストレス・常に緊張感に晒されるためHSP看護師は人一倍ストレス管理が重要になります。
自分に合ったストレス処理を身に着け、HSP気質を活かした看護師を一緒に目指していきましょうね。
参考書籍
HSP気質について最初に発見したエレイン・N・アーロンの書籍。HSPを語るには一度は読んだ方が良い作品。
HSP気質を持った人々の生の声を集めて、それぞれの改善策を1冊にまとめているもの。絵が豊富で読みやすい。
3つのHSP体質についてそれぞれ詳しく解決策を提示している。当てはまることが多く、人間関係改善に役立てる。
とにかくメンタルの回復方法だけを知りたい人にオススメの書籍。